とある昼下がり、Imperial City商業地区にて
P) Umbacano邸について話を聞きたいのだけど。
M) あら、Umbacano邸はなかなかの物件ですわ。以前の所有者が姿を消してしまい、彼の遺族が売りに出したの。
M) この邸宅は立地が最高で、Talos Plazaの中央に位置していますわ。売り手の提示価格は35,000 goldとなっています、それに加え使用人の給金と調度品に対して1,000 goldが求められています。
P) 買うわ!
M) エクセレント!さあ、権利書と鍵を渡すわね。邸宅の場所はDragon Statue前、中央広場よ。
P … Player
M … Melissaeia
遡ること3週間前、Talos Plaza地区にて
Umbacano邸
この地所、及び敷地内の据付品は、Umbacanoの遺族の手により、公売に付された。問い合わせは商業地区の商工会議所におけるVinicia Melissaeiaまで。
そして、また時は現在へと下り、Umbacano邸、夕刻
J) ご機嫌麗しゅう、マダム。この館の新しい主人として歓迎します。ご存知でしょうが、以前のオーナーには長年、執事として仕えてきました。
J) この館のことなら心得ております、そして新たな主人であるあなたにお仕えできることを誇りに思います。なにか事欠くことがございましたら、なんでも仰ってください。
J … Jollring
Umbacano邸、深夜
クエストが更新されました
Buy Umbacano Manor
わがものとした邸宅にて、眠りについた。そこで私は大きな物音によってハッと眠りを妨げられる。誰かが辺りを引っ掻き回してるような物音であった。邸宅のスタッフの誰かにこの事について話を聞かなければ。
この記事に使用したMod
Buy Umbacano Manor
帝都のサブクエストで登場するUmbacano。彼の死後、その邸宅をplayerが購入することができるようにするクエストMod。帝都商業地区にある商工会議所にて、購入の手続きを済ませた後は、地所の権利書と2つの鍵を、playerは収得する。鍵を使用して、Umbacano邸のほぼ全ての鍵は開けることができるようになる。全てのobjectのownershipはplayerに設定され、文字通りその邸宅はplayerのものとなる。同邸宅には、執事と複数人の警備がいるのだが、彼らの存在も引き継ぐこととなる。この邸宅を手に入れてからが…このModの、醍醐味ともいえる。作者からの注意点としては、Umbacanoに関するクエストを終了させてからModをアクティベートしてくれとのこと。
DBs Weighted Gold Plus
お金に重みをつけるMod。類似Modのなかでは後発にあたる。以前、「そういえば金貨ってかさばるよな。まともにゲーム内で描写したら数万septimも持ち歩くのはリアカーを引く羽目になるのでは。」と思ったことから導入。OBSE v0020以降、Pluggy v125以降の導入が先だって必要。1 septimあたりの重みは、INIファイルでめいめい設定可能。僕自身は、1 septimあたり0.01に重みを設定している。1,000 septimsでencumbranceには10追加される格好だ。
Bank of Cyrodiil
帝都の商業地区に、銀行を追加。その銀行で口座を開設すると、お金の預け入れ、引き出しが可能になる。お金を預けた際には、その日にちに応じて利子もつく。また、各主要都市の指定NPCが、同銀行の支店のような業務を行うようになる。それを利用する際には2%の手数料が必要になってくる。上述した「DBs Weighted Gold Plus」と併せて使用したい。
Rogue Battlemage Armor
男性用装備Mod。Robert Male体型用。companionのALさん(Orc / male)が来ている装備一式が、このModによるもの。最近はもっぱらこればかり、着させています。
FLY_ceremonialarmor_remodel_replacer_for_HGEC_with_BBB
女性用の装備(Replacer)Mod。HGEC体型用。player characterのMikiさん(Human(t) / female)が上半身に来ている装備は、このModによるもの。戦士ギルドのクエスト”Amelion’s Debt“を通じて取得できる装備一式のフォルムを改変する。また、cloak(外套)はTraveler’s Cloakによるもの。ウィッグ付きフードはApachii Wigsによるもの。glove、gleave、bootsはそれぞれWAC由来のもの、かな。
CTAddpose_LE01 / CTAddPose DskPose
この記事に掲載したSSで使用したポーズModが、「CTAddpose_LE01 1.0」と、「CTAddPose DskPose 1.4」。前者のポーズModからは、ギミックポーズの”荷車(リヤカー)を引く”や、”麻袋を両手に抱える”などを利用しました。後者のポーズModからは、立ちポーズや日常用ポーズから、”おすまし1″、”おすまし2″、”腰に手を当てる”などを利用しました。イメージしたSSを撮ることができて、ありがたかったです。
ポーズModについては、行雲流水~FranのOblivion道中記~や☆★Rembrandt Oblivion Room★☆といったblogで、ふんだんに図画を用いて紹介されているので、ポーズ(Mod)をお探しの際はこれらのblogをあたってみると良いですよ!
CTAddpose_LE01については、Oblivion Nexusでダウンロードできます。CTAddPose DskPoseについては、作者indyさんのblogの記事中のダウンロードリンクは切れているのですが、行雲流水~FranのOblivion道中記~様の記事中のリンクからダウンロードできます。
あとがき
前回の記事では、ICのWaterfront地区に倉庫を手に入れました。中々これが使い勝手がよく、Mod装備や、今まで手に入れたVanillaのアイテムの類を分類して収蔵しておくのに役に立ちそうです。Waterfront地区には、もとより小屋を購入済なのだけど、どうもその小屋は気に入りませんでした。アクセスは島の端の方と微妙だし、ウォーターフロントと言えば聞こえはいいけど、その環境は誉められたものではありません。
拠点をImperial Cityに置くなら、いっそのことTalos Plaza地区に居を構えたいと考えました。しかし空き物件がないのであればどうしようもなく。どうしたものか、と思案を続けました。そして、そこには主人を失った家が2軒あることに思い至ります。
1つは、Agarmirの家。彼はクエスト”Unfriendly Competition”の末に命を落としました。もう一軒は、Ayleidの古美術品の収集の果てに命を落としたUmbacanoの邸宅です。この邸宅にはまだ従者が住まっているので厳密には空きになったとは言えないかもしれないけど、とにかく主人はもういません。
AgarmirとUmbacanoの家。これを自然な形でplayerのものとするModがきっと存在するだろうな、とOblivion Nexusを検索してみたら確かにそれらのModは存在しました。Agarmirの家をplayerのものとするModは結構な数が。なかには本格的なクエストを課すModも。しかしどうせなら…あのDragon Statueがにらみを利かせる広場前、絶好のロケーションにある、Umbacanoの邸宅をplayerのものとできるModがいいなと、狙いを絞りました。こちらは数は多く見つけられなかったのだけど、1つ手ごろなModを見つけました。名は「Buy Umbacano Manor」。この記事の本旨ですね。
Modを実際にプレイするまでは、というかこのUmbacano邸の購入資金をゲーム中で捻出するまでは、ごくごくシンプルな家Modのたぐいかなと思っていたのですが、これがいやはや、興味深いクエストModでした。トレジャーハンターの一連のサブクエを完了している方には是非とも、この記事で紹介していない本Modのクエストの後半部分をプレイしてほしいと思います。ではでは、今日はこの辺で。