Skyrimのversionが先日1.6.89.0になりましたが、Skyrimの世界に対し自らの手で様々な改変を行うことのできるツール、”Creation Kit”のバージョンも1.6.89.0になっていますね。
Creation Kit 1.6.89.0では新しいfeature(機能・特色)があるそうです。Bethesda Blogの記事で知りました。以下ごりっと引用・訳出してみます。
SkyrimのCreation Kitの最新アップデートによりユーザはHot Plugin Loadingを行うことが可能になった。一体どういうことだって?ここでBethesda Game Studioのlevel designerたるJoel Burgessに説明のために登場していただこう…
皆も知ってのとおり、我々は最近Creation Kitのversion 1.6.89をリリースした。常日頃から言っている通り、Creation Kitは開発者が用いるtoolsetと同一のものだ。それはCreation Kitの最新versionは、開発における実験的で新しいfeature―Hot Plugin Loading―を備えているということを意味する。
端的に言えば、Hot Loadingは、Creation Kit上でpluginをセーブしアップデートして、即座にその結果をin-gameで確認することができるfeatureを指す。(pluginに対して行った)変更を確認するために、ゲームを再度起動する必要はない!このfeatureはBethesda Game Studiosで単調作業に費やされていた時間に対し、とてつもないインパクトをもたらした。Modの制作者たちにも、このfeatureの有益さを実感してほしい。
注記: 先に述べたとおり、このfeatureは実験的なものだ。全てが期待通りに機能するってわけじゃないだろうし、クラッシュやちょっとした問題が存在するかもしれない。この驚くべき新たなfeatureの実装に取り組んでくれたJay Woodward(RadHamasterとして知られる)に対し多大なる感謝を!
Creation Kit Hot Loading | Bethesda Blog
http://www.bethblog.com/2012/06/19/creation-kit-hot-loading/
うん、これは便利そうですね!
使い方はこういった感じだそうです。
- 通常通りCreation Kitを起動。pluginをload(もしくは新しいpluginを作成)
- 説明上便宜的にactive pluginの名を”nifty.esp”とする
- Skyrimを通常通り起動
- Creation Kit上で何らかの改変を行う、オブジェクトを動かすだとか追加するだとか
- ゲーム内でconsoleを開き、”FCF”とコマンドを入力
- このステップはSkyrim LauncherにおけるData filesのセクションでnifty.espをloadしている場合のみ適用される
- このステップは1度のgameの起動につき、1度だけ行う
- FCFは”force close files”の頭文字をとったもの。loadしているpluginを、Creation Kitがsaveすることを可能とするコマンド
- Creation Kitの画面に戻り、nifty.espを保存。
- gameの画面に戻る。可能であれば、改変を”それと”わかる場所へと移動する
- consoleを開き、”HLP nifty”(すなわち対象のespファイルの名前)を入力
- HLPは”Hotload Plugin”の頭文字をとったもの
- 風景は、再ロードされる。たちまち、改変をin-gameで確認することができるぞ!
Creation Kit Hot Loading | Bethesda Blog
http://www.bethblog.com/2012/06/19/creation-kit-hot-loading/
ざっとこんな感じです。
- Creation Kitの画面に戻り、nifty.espを保存。
- consoleを開き、”HLP nifty”(すなわち対象のespファイルの名前)を入力
Modをいじる際にはこの2つのステップを繰り返して、「変更→プレビュー→変更→プレビュー…」と、ちくちく進めることが可能になるのかな?便利そうですね。Scriptsファイルの取り扱いなどはどうなるんでしょう。気になるところです。これを機に、自分だけの家をつくってみるのもいいかもな、と思いました。
取り急ぎ、記事としました。ではでは。