インターフェースに尽きること
無人島に持っていきたい10のModなんてやったら、真っ先にユーザーインターフェースに関するModを挙げる。つまりゲームとプレイヤーのやり取りをより洗練させ便利にする。そういったModたち。
「その仕様、慣れるよ」といったものから「どうしても我慢できない」までゲームの中には様々な見せ方、遊ばせ方が存在している。僕は「Toggleable Quantity Prompt」というMod*1は、どうしても手放せない。
- *1 コンテナ/売買 メニューで修飾キーを用いることで「1つだけ」、「全部」というオプションを持てる
賞味期限を延ばすのではなく、最適化
ULを全部入れる。Unique Landscape。シロディールの地形を改変する一連のMod。「コンピレーション」と銘打ったものがあり、Nexusには日本語化されたそれもアップロードされている。導入。風景が変わるだけでしょとなめてかかっていたのだけど甘かった。一人ひとりのModderが改変した風景はIn-gameの環境を最適化してくれた。ここでいう最適化とは木々、水場、岩、そして建材といったシロディールの自然環境を操作することによって、もっとも望ましいユーザ体験をもたらすことを指す。それは「すげー、きれー!」から「なるほど、ここに橋が架かるか」まで多様。従来のリソースを用いながら得られるアウトプット(感興)を最大化してくれる。
リアリティを構成するもの
リアリティを構成するものは一貫性。Lore Friendly*2(なMod)という表現があるのだけれど、The Elder Scrollsの世界観に忠実であることと、リアリティがある事は別物。たとえ女子高生がクレイモアを振りかざそうと、たとえスポーツカーでシロディールを走破しようと、一貫性があるところにはリアリティがふ化する。決してキワモノなどは存在しない。シロディールの懐は意外と深い。
- *2 loreは辞書を引くと、「特定の人・集団・土地に関する伝承」。「lore friendlyじゃないよね」と否定文で登場しがちな表現。「このModはゲーム世界になじんで、もっともらしいよな」と人が判断したときに、そのModはlore friendlyと評される。また、オブリにおいては、The Elder Scrollsシリーズ上で実際に起きたことと整合性があることも要件となる。
ボトルドオブリ第2回につづきます