0. はじめに
草はかなりのFPS食いです。
普段からfrapsを起動させ、fps数は表示させています。野草の密集するところでは顕著にfps数の低下を見て取っていたので、今回対策をとることにしました。
1. oblivion.iniの編集
野草の描写に関する設定は、oblivion.iniを弄ることで調整することができます※1。oblivion.iniはマイドキュメントフォルダ内の「My Games/Oblivion/」にあります。oblivion.iniの編集は、Windows標準のメモ帳で問題なく行えます。
oblivion.iniの[Grass]の欄を見てみると、11個項目がありました。先ほど引用したWiki JPの記事ではその内、3つの項目について紹介されていました。
その3つの項目についての解説を海外のforum(silgrad.com)から引用します。
MinGrassSize
野草の密集度を決める。80がデフォルトの値。この項目の値を大きくすると、プレイ中のパフォーマンスを向上させるでしょう。しかし、野草はまばらになります。150以上の値が設定されると野草は触れあうことなく点在します。110~120がパフォーマンスとクオリティの兼ね合いからオススメです。
fGrassEndDistance
野草の描写の距離(どこまで遠くまで野草を描写するか)を決める。この項目の値を大きくすると、遠くの野草まで描写しようとOblivionは試みます。しかし、それはプレイ中のパフォーマンスに影響を与えるでしょう。
fGrassStartFadeDistance
野草の描写のフェードアウト(消えていく)を開始する距離を決める。この項目はHDRを有効にしているときだけ、関係してくる。
Silgrad Tower: Oblivion | Game / Performance | [GAME/PERFORMANCE] Manipulating grass distance
Wiki JPの記事では、iMinGrassSizeの値を大きくして、野草の密集度を落とすことでパフォーマンスを稼いだ分、fGrassEndDistance/fGrassStartFadeDistanceの値も大きくしてやってより広範囲に渡って野草が描写される設定をオススメしてるようです。
純粋に負荷の低減を試みるなら、iMinGrassSizeの値を大きくするだけでOKでしょう。
現在、自分はそれぞれ 「100 / 3000.0000(デフォルトのまま) / 2000.0000(デフォルトのまま)」と設定しています。
- ※1 oblivion.iniの編集は思わぬトラブルを生むケースもあります。編集の際は自己責任でお願いします。
2. 野草をローポリゴン化するMod
Oblivion Clarity様の「「LowPoly Grass & Alt」「RPGBlackDragons LowTriPolyGrass」の比較」という記事を見て、こちらのModの導入を決めました。
RPG-BlackDragons LowTriPolyGrass at Oblivion Nexus – mods and community
(描画を試みる)オブジェクトのポリゴン数はダイレクトにfps数に影響するようです。こちらの「はちゅねを複数出したときのFPS値をチェックした」という記事などを見ると、実感できるでしょうか。
この、「RPG-BlackDragons LowTriPolyGrass」というModでは、野草のnifファイルを、少ないポリゴン数で作りなおしています。ポリゴン数の削減の度合いによって、それぞれファイルが用意されています。(Level 0~3 : Levelが上がるにつれてポリゴン数の削減の度合いも上がる)
また、草の高さも選択できます。(Short/Long/Short&Long混在)
同Modをダウンロードすると、それぞれの組み合わせのスクリーンショットが同梱されているので、吟味して導入するといいと思います。
導入の際は、ダウンロードしたファイルを解凍したものの中にある、「RPG-BlackDragons LowTriPolyGrass 1.0.omod」を「Oblivion/OBMM/Mods/」ディレクトリに配置して、OBMMを起動。右ペインのomod一覧から「RPG-BlackDragons LowTriPolyGrass 1.0」を探してActivateしてやればOKです。
その際に、先ほど触れた
- ポリゴン数の削減の度合い(Level)
- 草の高さ
の選択を求めるダイアログが出てくるので、適宜回答してやれば導入は完了です。
自分は「Level 1 / Short」でプレイしています。